なぜ、住宅診断は必要なの?

住宅診断がなぜ必要か?

1、中古住宅の場合

 めぼしい中古住宅を見つけて「買いたい」と思ったときに、まず不動産屋さんを訪ねます、そしてその住宅を見に行くことになります。空家ならまだゆっくり見ることも出来るかもしれませんが、お住まい中の家はなかなかジロジロと見回すわけにも行かず、ささっと見て帰ってくる事が多くなります。場所や間取りが気に入って上手くいけば契約に至ります。早ければ2ヶ月くらいで引渡しを受けて、やっとゆっくりと家を見る事が出来ます。ところが空家になって初めて気がつくことがあって、「こんなはずではなかった!」と言う失敗があります。思った以上に傷んでいたり、設備状態が良くなかったり、売主様が知らないだけだった雨漏りの跡があるとか、色んなことが見えてきます。そのような失敗をしないために予めその住宅のコンディションを知っておくことが大事になります。家のコンディションを知っておけば購入後にどこまでリフォームをしようか等計画も出来ます。営業マンは良いことしか言いません!

 中古住宅でリフォーム済みの住宅の場合ですが、見た目はとても綺麗になっていますから、お客様の立場からすると手を入れる必要がないので、内部の綺麗なところだけ見て買ってしまったという事例があります。購入後調査をしてみると、家が不等沈下で傾いていた、外部の塗装もしてあったがひび割れの補修をした跡が残っていたと言うように見た目だけでは判断が出来ないことがあります。

2、新築建売住宅の場合

 お客様が中心となって間取りや仕様を決めるのではなく、完成済みの新築住宅を購入する場合です、中古住宅も同じですが、「営業マンは設備のことや間取りの良いことや、今は設計の検査や中間検査、完了検査がありますから絶対に手抜きもないですし安心してお買い求め頂けます」こんなことしか言いません。中には工事がずさんであったり、不具合があったりと見えないところにそんな事例があります。建物の完了検査済証があっても検査官は床下に入ったり、小屋裏を覗いたり、また排水の会所の蓋を開けたりしません。実際に検査をすると、排水会所にごみが残っていたり、お風呂や台所に換気扇のダクトがキチンと施工されていなかったり、床下の掃除がされていなかった事例があります。引渡し前にチェックが出来れば業者様も対応はしてくれます。

3、新築住宅の建築の場合

 お客様が土地を見つけたり、建築条件のついた土地を購入し家を建てる場合ですが、建売も同じですが、一応中間検査や完了検査があります。なので安心のように思われますが、この検査だけでは詳しい状況は分からないのが現実です。基礎工事の鉄筋の組み方や、コンクリートの打設、基礎の完工から土台敷設、建物上棟、金物検査、断熱検査、完成検査と言うように10回程度の調査をした方が良いように思います。第三者的な立場から現場を見させていただくことが大事です。

このように家を買うとき、売るときにも診断をしておくとトラブルが未然に防ぐことが出来ます、また双方が安心して取引が出来ると思います。